「ネイションズ」大量のカードによる文明発展ボードゲーム。今更ながら・・・いや、今だからこそ日本語化!w

尻込みしていた理由は大量のカード群。300枚近くある。面倒くさいのは確定で、翻訳も多分ギークと睨めっこになるのは間違いない。物量と知識と英語力が必要になる。これは覚悟が必要です。

きっかけはネイションズダイス。この拡張版の発売に合わせ基本も再販されたので、まとめて購入しました。ホビージャパンの和訳に付いていた日本語表を元に簡単な日本語シールを作成しタイルに貼り付けてた所、やっぱ良いんですよ。本当に簡単なシールなんですけど思い入れが増します。これなら本家ネイションズも面白さ倍増だ!と自分に言い聞かせ、重い腰を上げるのでした。

と、気合いを入れたものの物量の多さは確実にやる気にダメージを与えるのでw文章の無いカードはタイトルのみシールで対応する事にしました。でもこれだけでも1からの和訳なのでかなりの量です。単純化させる為にエクセルを使用します。まずはカードの枠内にピッタリ合うようにサイズを調整し、枠線と背景色の色合いを合わせる。綺麗にカードの枠線とシールの周囲が合えばシールが目立たなくなり一体化します。次はタイトルの和訳。これが以外に面倒くさい。日本で流通している単語と直訳の単語が結び付かないんです。歴史的な事柄なんで出来るだけ日本で流通している単語を選びたいのでウィキペディア先生と睨めっこです。時代Ⅰ(古代)の和訳を終わらせそろそろ飽き・・・次の工程があるので、かっぱ君に丸投げ・・・ご依頼する事にしましたw。先は長い。

文章のある進歩カードは、「驚異カード」と「顧問カード」の2種類です。時代毎にそれぞれ10枚、8枚なのでぜんぶで76枚位になります。300枚から言えば大分減りましたが、それでも結構な分量です。再度また尻込みしますwでもタイトルの訳は有名人やメジャーな遺跡ばかりなので簡単。しかしカード効果はこれ以上無いって位シンプルに削ぎ落とされて記述されています。分かるカードは直ぐ分かります。訳も要らないです。でも微妙なのも多い。そうなると公式のFAQに頼ります。この時の最新版FAQ++1.11を参考にします。ただこのFAQ全てのカードを網羅してない。その場合はBGGのフォーラムに行きそのカードの質問や説明が無いかチェックします。

ここまでくれば殆どのカードは理解できます。しかしFAQにも無い、フォーラムにも無いカードがあるんです。大体の事は分かるけど微妙な所で判断がつかない。最終的に2択くらいに絞れるんですが、どっちなのか基準が無い。こうなるとカンですw 効果の強弱で判断します。そしてどっちが面白くなるかです。

そうこうしている内に、ご依頼の和訳シールが完成したようなので早速、印刷。分かり易さとメジャーな単語を選択しているので直訳ではありませんがまずまずの仕上がりです。

実際にカードに貼って見ました。サイズも色合いも上手く行きました。良いものが出来たのでこちらは公開しておきます。
ネイションズシールExcel(エクセルデータです。タイトルを増やしたり、変更したりできます。)
ネイションズシールPDF(PDFです。サイズが合わない時は印刷の縮小拡大を利用して下さい。)

BGGを和訳の亡者が彷徨っているとw、資材カウンターをUPしている方がいたので有り難く頂きました。それを利用して今、私の中のブーム「磁力化」します。このゲームは資材の生産量が常に上下するのでいちいち計算するのは面倒。そんな時に非常に便利な代物です。

和訳に煮詰まってくるので気分転換は必要です。ラウンドサマリーも日本語化してみました。写真のL判を想定して作ってあります。写真用紙に印刷してラミネート。
ネイションズ:ラウンドサマリー(JPEGにて保存してあります。)

全ての進歩カードの日本語化完了です。印刷用紙はダイソーの光沢紙薄口を使用しています。そしてスリーブに入れて保護。こうしておけば後々原文が見れるので何かと役立ちます。約300枚。頑張りました。

文明発展ゲームって面白いです。それってきっと自分の中にある歴史的出来事や人物が、さまざまな物語として記憶に蘇りゲームを補完してくれるからなんだと思ってます。補完効率を上げるためにも日本語化は有効な手段です。
さあ次は拡張だ!
- 関連記事
-